餃子といえば、キャベツや白菜、にら、豚ひき肉、にんにくやしょうがなどを使うのが定番です。でも、私が好きでよく作る餃子は、キャベツも白菜も使いません。使うのは、春菊とちょっとの豚ひき肉のみ。なぜかというと、春菊が好きだから! 野菜のなかでベスト3に入るほど、私は大の春菊好きなんです。春菊をおいしく手軽に食べるために考えた、クリトモ式春菊餃子、ぜひ、YouTubeチャンネル「クリトモ式」の動画とあわせて見てください。 主役は春菊!しょうがもにんにくも入れません 春菊の味と香りを楽しみたいから、しょうがもにんにくも入れません。茎の食感もいいアクセントになるので、細かくしすぎず1cmくらいに刻みます。塩もみも下ゆでも必要なし。そのままひき肉と混ぜるだけでOK! ふっくら蒸し焼きにするため水はたっぷりと! フライパンにごま油をひいて、火をつける前に餃子を並べ入れます。強火にかけたら、餃子の高さの半分が浸るくらいたっぷりの水を加え、ふたをして蒸し焼きに。これで焼きむらなく、皮がふっくらとなります。 超シンプル『春菊餃子』のレシピ 材料(10個分) 春菊……1/2わ豚ひき肉……100g〈A〉砂糖……小さじ1/2塩……小さじ1/2酒または紹興酒(しょうこうしゅ)……少々粗びき白こしょう……少々餃子の皮(大判)……10枚酢、粗びき白こしょう、好みで練り辛子……各適宜油(あれば米油) 作り方 (1)春菊は茎のほうから幅約1cmに切る。(2)ボールに豚ひき肉、(1)、Aを入れてよく練り混ぜて肉だねを作る。(3)餃子の皮1枚に肉だねの約1/10量をスプーンですくってのせ、皮の縁に水をつけてひだを寄せながら包む。残りも同様に包む。(4)小さめのフライパンに油をひき、餃子を並べ入れて強火にかける。餃子の高さの半分が浸るくらいの水を注ぎ入れ、ふたをして蒸し焼きにする。焼き色がついたらふたを取って水分をとばす。(5)フライパンに器をかぶせてひっくり返して盛りつける。酢とこしょう、好みで練り辛子を添える。 酢&こしょう&練り辛子で、さっぱりと食べるのもクリトモ式! 栗原友 愛称は「クリトモ」。母は料理家の栗原はるみさん、父は元キャスターの故・栗原玲児さん。弟の心平さんも料理家。築地の鮮魚店「クリトモ商店」を営む傍ら、スーパーオオゼキの顧問としても活躍。著書に『ひとりぶん、ふたりぶん 刺身パックでさかなつまみ』(プレジデント社)など。」Youtubeチャンネル「クリトモ式」▶https://www.youtube.com/@user-fv7kn8mv7h