ケンタッキーフライドチキン好き直伝『カリカリフライドチキン』の作り方【栗原友さんのレシピ】

じつは私、無類の「ケンタッキーフライドチキン」好きなんです。ケンタッキーのスマホアプリも入れていて、毎年プラチナステージに到達するほど。そしてイギリスからケンタッキーのロゴ入りトレーナーを取り寄せるほど！　

好きだからこそ、研究に研究を重ねて完成したのが今回紹介する「クリトモ式最高のフライドチキン」です。料理の仕事をしてきて、開発したレシピのなかでもベスト5に入る、大好きなレシピ。ふだんの日もクリスマスにもぴったりのクリトモ秘伝のフライドチキンを、動画も見ながら作ってみてください。

＞＞これまでの『クリトモ式』レシピはこちらから

ここがクリトモ式！

「骨つきもも肉」をカットして
いろいろな部位を楽しむ！

クリスマスチキンでよく見る骨つきの鶏もも肉を自分でカットして使います。普通のもも肉や手羽元を使ってもいいんですが、自分でさばいたほうがケンタッキーでいう「ドラム」や骨なしの「サイ」などの部位に近い感覚で食べられるから。何より骨のまわりのうまみが濃い部分もしっかり楽しめます。
カットも下ごしらえもとても簡単！　ぜひ、動画を見てチャレンジしてみてください。

牛乳を加えると臭みが取れて
肉がしっとりやわらか

下味には、ハーブやスパイスだけでなく、牛乳を加えるのがクリトモ式。鶏肉特有の臭みが取れて、肉がしっとりやわらかく仕上がります。袋に入れて漬け込むのですが、袋に入れる前にボールに入れた下味をホイッパーでよく混ぜて、塩やパウダー状のハーブがだまにならないよう、しっかり溶かしておくことが大切です。

クリトモ式『フライドチキン』のレシピ

材料（3～4人分）

鶏骨つきもも肉……800g
〈A〉
オレガノ（ドライ）……小さじ1
バジル（ドライ）……小さじ1
ホワイトペッパー……小さじ1/2
ジンジャーパウダー……小さじ2
ガーリックパウダー……小さじ2
塩……小さじ1/2
牛乳……100ml

小麦粉……大さじ4
もち粉……50g
揚げ油……適宜

作り方

（1）
鶏肉は、大きな骨の関節部分に包丁を入れて上ももの部分と、骨つき下もも部分に切り分ける。さらに上もも部分が大きい場合は半分に切る。火の通りがよくなるように、それぞれ骨にそって両サイドに切り込みを入れる。

※骨の関節は、指でさわるとわかりやすい。詳しくは動画をチェック！

（2）
ボールにAを入れて泡立て器でよく混ぜる。大きめの保存袋に鶏肉といっしょに入れる。ボールに残ったものもへらを使って袋に加え、全体をなじませる。冷蔵庫で半日（８～10時間ほど）寝かせる。

（3）
小麦粉ともち粉をよく混ぜ合わせてバットに入れ、鶏肉全体にまぶす。

（4）
揚げ油を160℃に熱し、鶏肉を入れる。あまりさわらず、きつね色になるまでじっくり揚げたら、一度網に取り出す。揚げ油の温度を190℃に上げ、鶏肉を戻し入れて二度揚げする。ころもが茶色になったら網に上げて油をきる。

今回の友さんこぼれ話。
「気分転換はゲーム！ゼルダの伝説にハマっています」

忙しいときこそ気分転換は大事ですよね。
私の気分転換は、ゴルフやお酒などいろいろありますが。毎日のちょっとした休憩のときの気分転換にちょうどいいのがゲームです。

今ハマっているのは『ゼルダの伝説　ティアーズオブキングダム』。撮影が終わった後、子どもが帰ってくるまでの時間、寝る前に少しという感じで、ちょこっとゲームするだけでリフレッシュできるんです。

ちなみに、ゲームの中に登場する馬には自分で名前をつけられるんですが、私の馬の名前は、プリンアラモード、シャウエッセン、男梅、カーネルサンダースなど。食べ物にまつわる名前ばかりです（笑）。

＞＞「向いてると思う。トモは料理上手だよ」。母・栗原はるみの言葉で料理の道へ。栗原友さんインタビュー

栗原友　
愛称は「クリトモ」。母は料理家の栗原はるみさん、父は元キャスターの故・栗原玲児さん。弟の心平さんも料理家。築地の鮮魚店「クリトモ商店」を営む傍ら、スーパーオオゼキの顧問としても活躍。著書に『ひとりぶん、ふたりぶん刺身パックでさかなつまみ』（プレジデント社）など。

Youtubeチャンネル「クリトモ式」
▶https://www.youtube.com/@user-fv7kn8mv7h